「子どものために始めたスポ少なのに、なんだかしんどい…」「行きたくないけど言い出せない」。そんな親御さんの声が増えています。この記事では、無理をせず自分らしく関われる方法と、子どもへの影響について考えます。
親がスポ少に行きたくないと感じる理由とは?
早朝集合や長時間拘束による負担
練習や試合で休日がほぼ潰れ、早朝からお弁当作りや送迎が当たり前。体力的にも精神的にも疲弊する要因になります。
保護者間の人間関係のストレス
ママ同士の派閥、LINEでのやり取り、陰口や無言の圧など、子どもより大人の関係に気を使う場面も。
運営や指導への関与プレッシャー
コーチ陣不足や運営スタッフ不足で、保護者に役割が回ってくるケースも。苦手でも断りづらい空気があります。
仕事や家庭との両立が難しい
土日も仕事がある家庭や、小さい兄弟がいる家庭など、スポ少に時間を割くこと自体が厳しいという声もあります。
行きたくないと思っても「親の役割」は必要か?
「子どものため」が重荷になるとき
「親が頑張らないと子どもが困る」と思い込みがちですが、親が疲弊することでかえって家庭の空気が悪くなることも。
昔ながらの“参加して当然”という風潮
一昔前の価値観が残る団体では、母親が全ての雑務をこなすのが当然とされ、参加しないことに罪悪感を感じやすくなります。
すべての親が積極的に関われるとは限らない
体調や環境、家庭事情は人それぞれ。無理をして全員が同じように参加する必要はありません。
スポ少に距離を置きたいときの5つの工夫
「できる範囲で関わりたい」と伝える
最初から無理と決めず、「○○の時だけ手伝えます」などできる範囲を提示すると、相手にも誠意が伝わります。
家庭や仕事の事情を丁寧に説明する
「親の介護があって」「勤務が不規則で」など理由があれば、それを正直に伝えることで理解が得やすくなります。
役割分担を見直し、負担を減らす
一部の人だけに負担が集中していないかを見直し、係の人数を増やす・交代制にするなどの工夫も有効です。
他の保護者と協力し交代制にする
「今月は私が行くから、来月お願い」など保護者同士で協力すれば、毎回の負担を減らせます。
全く行かないという選択肢を持つ勇気
それでも無理な場合は「行かない」という判断も正解です。子どもとよく話し合い、お互い納得できれば大丈夫です。
親が関与しないことで子どもに与える影響とは?
親がいなくても子どもは成長できる
親が毎回付き添わなくても、子どもは仲間や指導者との関係の中でたくましく育っていきます。
大切なのはチーム内での子どもの関係性
親が来ているかどうかよりも、友達との関係や本人の居場所があるかどうかが、子どもの満足度に直結します。
家庭での応援やフォローがあればOK
試合後に「がんばったね」と声をかけたり、家でたくさん話を聞いたりすることが何よりも大事です。
ストレスを減らして「ほどよい距離感」で応援する
白黒ではなく「グラデーション」の関わり方
「行くor行かない」ではなく、「ときどき行く」「連絡係だけやる」など、自分に合った距離感を選びましょう。
子どもとの時間を最優先に考える
親の精神的・体力的な余裕がないと、子どもと向き合う時間の質も下がります。無理をして関わる必要はありません。
親も続けられる関係性を作ることが大事
「無理なく関わる」ことが、結果的に長く子どもの活動を応援できる方法でもあります。
まとめ:「行きたくない」は自然な感情です
スポ少に行きたくないと感じるのは、甘えでも無責任でもありません。親としての自分を守りながら、子どもにできる応援の形を見つけていきましょう。
コメント